さあいよいよクライマックス
賛否両論の桜ルートに参りますw
桜ルートはとにかく桜というキャラを通して
人間の負の部分昏い部分を浮き彫りにし
同時に聖杯とはそもそもなんなのかという隠された真相が明かされます
とにかく話が暗く正直あそこまで話を暗く持っていく必要あったのかねと思う
このルートは今までとは全く違った展開で
真アサシンのハサン・サッバーハと紳二の祖父である間桐臓硯という
全くの新キャラが出てきます
まあ前2ルートでほとんどモブキャラ扱いだった桜をメインに持ってくるための策ですが
敵が蟲(醜いジジイ)というのもあいまってただただ気持ち悪いというかw
このルートの見所はやはり桜の生い立ちという点に尽きるでしょう
間桐家の正式な継承者として遠坂家より養子として迎えられるのですが
臓硯によって桜の心に巣食う負の部分や魔術師としての適正などを理由に
聖杯として育てあげらる事になります
これよりも前のルートで聖杯は死者の魂を吸収して力を蓄えるという設定でした
聖杯として育った桜は他者の魂を吸って魔力を蓄えることができます
しかしその能力を発揮するには桜の心の闇の部分を表に出さなければならず
臓硯はあらゆる苦痛や洗脳を施して桜の闇の部分を引き出そうとします
その方法は壮絶なもので魔術調教という名の淫虫を用いた性虐待が根底になっています
桜の苦悩がテキストを通して流れ込んできます
しかし桜は士郎という先輩と出会うことで心の拠り所を得ます
もともとは士郎邸を見張るという臓硯の思惑だったのですが
桜は士郎の優しさ心の純粋さに惹かれ士郎に希望を見出そうとします
士郎に気に入られるために一切の自分の闇の部分知られたくない部分を隠します
桜は士郎といるときだけ笑うのですがそんな桜の笑顔に士郎も惹かれていきます
これは後々起こることを考えるととても泣けてきます
桜は眠っているときだけはどうしても闇の部分を押さえきれません
夢は自分の中の願望や抑えていた欲望が現れるという心理学的な側面があります
桜が眠りに入ると桜の暗い部分が桜の体を支配します
所謂「黒桜」化です
黒桜は夜中食事という名目で魔力補給します
その方法はすっぽんぽんで男を人目につかないところに誘い体ごと食うのです
いやエロいそしてグロい
またサーヴァントを吸収した場合は自分のサーヴァントとして扱えるようになります
士郎も序盤で真アサシンの罠にかかりセイバーを桜に奪われます
士郎は黒桜の正体がなんであるか当初見当も付かなかったのですが
紳二操るライダー戦でライダーの本当のマスターが桜であること
教会で綺礼に桜が聖杯であること告げられ愕然とします
あの黒い影が桜であることに気づきます
桜を庇うか凛の言うとおり桜を殺すか究極の選択を迫られます
桜を庇うことは今までのルートでも士郎が貫いてきた
1人を犠牲にして全員を救うという理想を否定し
全員を犠牲にして1人を救う事だからです
しかしこの選択をした士郎を不思議に疑問と思いませんでした
そういう人の守り方もあるんだということ
何より好きな人を守るのが何がいけないのかということ
この桜ルート自体が前ルートに対するカウンターではないかなと思った
またイリヤにより聖杯戦争の真の目的が大聖杯の起動であること
聖杯が負のエネルギーを持つようになった理由がアンリ・マユ召還にあり
今も大聖杯の中で育っていることがわかります
このアンリマユは元々サーヴァントであるので
アンリマユの黒い思想と桜の心の闇がリンクし
契約関係にあるのと同義であることなどがわかります
士郎も自分の理想にそむいたことで
黒桜に襲われ左腕を無くしアーチャーの腕を移植しますが
その左腕は士郎には重荷過ぎて徐々に蝕まれていき士郎自身も壊れていきます
(セイバーは前半で黒桜に飲み込まれて契約解除されたのでアヴァロン使用不能)
これは桜同様見るに耐えませんでした
しかしアーチャーの左腕を得た事でゼルレッチを投影することに成功します
桜が紳二を殺すシーン
桜は自分がまともなうちに臓硯に体を差し出すために間桐低に赴きますが
臓硯は敢えて隠れてでてきません
そこへ運悪く紳二に出くわし強姦されますが
これが最後の折れかかっていた心折るきっかけとなり紳二を殺してしまいます
これこそが臓硯の思惑だったのですが
とにかくテキストを読むのが辛かったです
一方で桜と凛が実の姉妹同士であったと言う事実も明らかになります
凛ルートで凛が間桐邸の前で「魔術師の子供で養子に出された子はどう思うかな?」
といった内容のセリフがあったのですがこれは桜ルートで
凛桜姉妹説の布石になったんだなと思うと
なぜ凛が学校で度々桜に話しかけたり弓道場を覗いたりして桜を気にかけてたか
といったことの謎が一気に判明します
私には関係ないと言っていながら一番気にしていたのは本人だったんだなって思う
このことはラストまで尾を引きます
このルート最大の山場
凛VS桜のシーンで
桜に引導を渡すのは姉である私の役目だと言いながら
桜に決定打を負わせられるのにその一撃を放棄し桜を抱きしめます
「そのリボンずっと付けていてくれて嬉しかった」
このシーンは思わずウルって来てしまいます
最後の最後、凛は桜の敵であることより姉であることを取ったのです
士郎が凛の幼いころの写真で付けていた髪留めを見て得た奇妙な違和感の意味も
凛が桜に譲ったんだということの布石になっていました
桜ルートのもう1つのストーリであるイリヤについて
イリヤは各ルートで聖杯として育て上げられたことなどは判明していましたが
このルートで切嗣の本当の娘がイリヤだったことが分かります
イリヤの母親は第四次聖杯戦争での聖杯役であり同時に切嗣の妻だったんですね
んで切嗣は聖杯を壊して戦争を終結させた設定なので
つまりイリヤの母を殺したことになる
母を殺し自分を捨てて士郎を取った切嗣を憎み
切嗣が死んだと聞いてその子供である士郎を憎んでいた
やたら士郎を殺したがっていた理由がやっと判明します
しかし士郎と触れ合ううちに段々と士郎の優しさや思想に感化され
なんだかんだで士郎に協力するようになります
何気に聖杯としての機能に特化しているのでほかの生体機能は極力排除し
結果として幼児体形のまま成長が止まっているという設定で年齢は士郎より上だったりw
このルートの切り札はやっぱ士郎が投影する宝石剣「ゼルレッチ」かなぁ
月姫でも名が挙がるゼルレッチさんの持つ宝具なんだけど
並行世界から魔力を吸い出して発動できると言うなんだか良く分からない効果だけど
並行世界ってのは世界の可能性であってその可能性は無限大にあるという設定から
無尽蔵に魔力が使えますよって言う反則技なわけで
まあ存在自体が反則の黒桜に対向できる唯一の武器だったんだろうが
前述通り決定打にはならず
まあ切り札と言うか今までのルートで士郎が投影したもの全て総動員してますけど
カリバーンとかローアイアスとか
でも桜を最終的に救った一撃はキャスターの破戒すべき全ての符でした
これは全然頭になかったんだよな~
アンリマユがサーヴァントではないかという話があったときに
士郎がなにか打開策がありそうな口ぶりをしていたのでそのときに気づけと
いやそもそもこのルートの士郎が
今まで見たことのある宝具ならなんでも投影できる設定っていうのは
最後までわかんなかったんで
キャスターもかなり序盤で死んでたので忘れ去られてましたとさw
ちなみにキャスターが葛木を殺したような描写があるが
今までのルートの流れからあり得ないと思います
たぶん真アサシンのサバーニーヤで心臓を射抜かれ殺されたのではないでしょうか
彼の宝具は呪いの一種なのでそれを解呪しようとキャスターは短剣を握っていたとか
エンディングですが
TRUE ENDは聖杯を破壊するときにイリヤが身代わりになってくれるという内容
いまいちどんな方法でイリヤが聖杯をとめたのかわかんないけど
イリヤは正当な聖杯でいわゆる大聖杯「第3魔法」である
「魂の物質化」を発動するためにパスなわけで
士郎が聖杯を壊すために左腕を発動する直前にその第3魔法を発動して
士郎の死んだ体から魂だけをイリヤの体に移植してそのままだと植物人間みたいなもの
なので凛が適当にホムンクルスの素体を見つけそれに移植し体を慣らすため学校1留し
桜と一緒に卒業みたいな内容
まあ一応士郎と桜は生き残ってみんなで櫻をお花見ができましたよというハッピーエンド
このエンドは私なりにはすごく良かった気がしますが他の方々には不評の様子
桜は今まで苦しんできたし人を殺したといってもそうなるように仕組まれてたわけだし
当然の結果じゃないかなあと思ったんだが
ライダーが存界していますがこれは桜はアンリマユとの契約は切れているが
大聖杯とはパスが繋がったままで大量の魔力が流れ込んでいるという設定なのかな?
そしてもう1つのNORMAL ENDですが
士郎が聖杯を壊してそのまま死んでしまい
桜は士郎がもう帰ってこないと知りつつも彼との約束
2人で櫻を見るという約束を果たすために
一人ぼっちで衛宮邸で帰りを待つという内容なのですが
BAD END以外で主人公が死ぬエンディングもこれ1つだけ
まあイリヤが最後に身代わりになってくれなかったらというifストーリーなんだけど
最初は完全に蛇足な気がして意味が分かりませんでした
製作サイドの気まぐれかと思ったんですが
結局は最も愛する人を失ったということ
そしてその人との約束を果たすために恐らく自分が死ぬまで1人帰りを待つこと
毎年春に花を1本植えながら・・・
それが桜に科された贖罪だったのかなと思うと
このENDの本当の意味が分かったような気がします
Fateでは善と悪の定義について常に疑問を投げかけいろんな可能性を示唆していますが
人を殺すということは私たちの世界では絶対的な悪なわけです
なのでそういう考え方が強い人は
こちらのENDこそ本当のエンディングであると評す人も多いです
桜はどんなに辛く苦しい境遇でも最後まで希望を求めたこと
最後の最後に自分を悔い改めたところに希望があったんだなと
そんな気丈さが好きです
なんだかんだで桜スキーだったんだなあ俺w
全ルート通して
どのルートのヒロインもアプローチの仕方は違えど
士郎が相手を好きになったら読み手も好きになったような錯覚を起こす
設定とか魅力を引き出す文章力とかがすごいなと思った
そんなギャルゲでは当たり前のことを全く不思議に思わない巧さ
面白いんだけど
反面、非常に疲れもするんだけどね
ストーリー重視のギャルゲ自体あんまり耐性がないのもあるけどねw
あとはどんなに悪でもほんの少しだけ情状酌量させる余地を残している事
例えばキャスターと葛木の恋仲とか
綺礼の愛した女性とのエピソードみたいな小話とか
臓硯がなぜ不老不死になりたかったのかというと
この世全ての悪を根絶したいという願いがあったからで
その願いは数百年の内に忘れ去られてましたという皮肉など
そういった点にもFateは魅力があると思う
それから型月のゲームは削られたルートなんかが話題になったりするけど
イリヤルートはできれば削らないで欲しかったかな
むしろ登場するヒロイン全員のルートがあれば
藤ねえとか藤ねえとか美綴とか藤ねえとかw
それだけ個々のキャラクターに魅力を持たせる才能があるんだなとか
納期とか予算とか人員とか容量とかその他諸々の都合で
涙を飲んでカットされたシーンもあるだろうなと思うけど
それだけゲームを作るのって大変だなあと思う
最後にFateというゲームにHシーンはいるかって言うことだけど
結論は「あってもいんじゃね?」ってことかな
一応魔力補給という名目だけど
相手をどれだけ好きかとか信頼してるかみたいなのは言葉では伝わらないでしょ?
そういう意味ではHシーンはむしろ必須だったのかなと思った
終わり
長々と書いたけど書いててすでに所々内容を失念してしまったので
われながら情けねえ!
次回作も発表されてるみたいで楽しみです






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